2024年に30歳になり、人生の区切りのようなものを感じた。
20歳の時より節目を強く感じるのは、自分という人間が確立されて来たからだろう。
そんな30歳になるタイミングで、これまでの写真をまとめようと思った。
30歳になるまでの写真をまとめた作品たちの中から「自分というものを表現するなら」というテーマに基づいてセレクト、さらに本誌のみ掲載の作品やエッセイを追加した写真集です。
どんな視点で世界を見ているのか、どんなことを考えているのか、どんな苦悩や喜びがあったのかなどを写真とキャプションで楽しんで頂けたらと思います。
写真集はB5サイズ・136ページのボリュームで、カラー・モノクロ両方の写真があります。

ウェブサイトにて楽しんでいただくのも勿論嬉しいですが、写真の本質はプリントや写真集のような、実在する「物」にあると思っています。手に取って重みを感じる、指でページをめくる、顔を近づけたり遠ざけたりして見る。そうやって見る写真にはモニターをスワイプして見るよりも違った気づきや感じ方があると思っています。

この写真集を通してそんなことを皆様にお届けできたら幸いです。

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