宗像大社辺津宮

福岡県宗像市にある宗像大社は、日本最古級の歴史を持つ神社の一つで、沖ノ島を中心に、辺津宮(へつみや)、中津宮(なかつみや)、沖津宮(おきつみや)の三つの宮から構成されています。
宗像市の内陸にあるのが辺津宮で、中津宮と沖津宮は海上の島に存在します。
参拝が出来るのは辺津宮と中津宮で、今回訪れたのは辺津宮です。

宗像大社で特に特殊なのは沖津宮で、沖津宮は沖ノ島という島にあり、ここは島全体が神聖な場所として男性の神職以外立ち入り禁止、立ち入る際も海で禊を行った後でないと立ち入れず、しかも島内で見聞きしたものは口外を禁じられているという。
資料館にて沖ノ島のドキュメントや出土品、写真家が特別に入って撮った写真などを見ましたが、なるほど普通の島ではなく島全体が御神体として長く崇められていたことが伝わりました。(世界遺産に登録されています)

そんな宗像大社は宗像三女神
(田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)、
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと))が祀られ、この宗像大社が宗像三女神を祀る神社の総本山となります。
ちなみに私が住む広島にある厳島神社も宗像三女神を祀っています。
(名前もイチキシマ→イツクシマと変わったという説もある)

宗像大社の境内は自然が多く、天気に恵まれたのもあってとても清々しい時間を過ごすことが出来ました。
私の場合は社殿を撮るというより、やはりそこにある自然や、自然によって社殿がどう見えるかという方が撮りたくなってしまいます。
神社は必ず自然と共にあり、後ろに山があったり、街中の神社でも必ず木を植えて神社を囲ようになっています。
それは日本ならではの自然に神が宿るという思想だったり、神のお姿を人目に晒さないようにという配慮だったりします。
そういった部分を写すのが私なりの「神社と繋がる」ということになるのかなと思っています。

宗像大社
〒811-3505 福岡県宗像市田島 2331
JR鹿児島本線 赤間駅から車で約12分
JR東郷駅前北口から西鉄バス(宗像大社経由・神湊波止場)行きで約12分、宗像大社前下車、徒歩すぐ
九州自動車道 若宮ICから約35分、古賀ICから約35分
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