福岡県糸島市 芥屋の大門

福岡県糸島市にある芥屋の大門は、日本最大級の海蝕洞(かいしょくどう)であり、自然が生み出した驚異的な景観を楽しめるスポット。
玄界灘の荒波によって削り出されたこの洞窟は、高さ64メートル、奥行き90メートルにも及び、その規模と迫力から「国の天然記念物」に指定されています。
周辺には芥屋の大門公園があり、高台からの景観を楽しめたり「トトロの森」と呼ばれている自然溢れる道を歩いたり出来ます。

芥屋の大門には遊覧船に乗ることで近づいて実際に中に入ることも出来ます。
観光客と乗り合わせて遊覧船に乗り、海上を走りながら大きな崖に近づいていくと岩肌からそこが柱状節理で出来ていることがわかります。
洞窟の内部は、玄武岩が柱状に並ぶ柱状節理と呼ばれる地質構造でできており、自然が生み出した幾何学的な模様はまさに圧巻です。
ちなみにガイドさんによると「柱状節理の一本がこんなに太いのはなかなか無い」とのこと。
私は島根でも柱状節理の崖を散策したことがありますが、確かに一本一本の太さは全く違うと言っていい程です。

芥屋の大門は、古代から信仰の対象でもあり、地元では「神の宿る場所」として大切にされてきたそう。
遠くからその姿を見ていると、確かにそう思えるような佇まいだと感じます。

芥屋の大門
〒819-1335 福岡県糸島市志摩芥屋677
JR筑肥筑前前原駅下車後、昭和バス芥屋線 終点「芥屋」下車 徒歩10分
西九州自動車道 前原インターより芥屋方面へ約20分 または、国道202線 前原より志摩・芥屋方面へ約20分
遊覧船
運行期間 3月中旬〜11月
運賃 大人1,000円 小人500円
Back to Top